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お遍路にかかる日数

巡礼スタイル別のお遍路日数(歩き(健脚、標準、ゆっくり、女性)、自転車、車、公共交通)を棒グラフで解説

結論:お遍路にかかる日数の目安一覧

四国八十八ヶ所のお遍路は、巡礼スタイルによって必要な日数が大きく変わります。

まずは一般的な目安を見てみましょう。

巡礼スタイル日数目安
歩き(健脚)30~40日
歩き(標準)40~50日
歩き(ゆっくり)60日前後
歩き(女性)40~60日
自転車14~21日
7~14日
公共交通20~30日
巡礼スタイル別のお遍路日数(歩き(健脚、標準、ゆっくり、女性)、自転車、車、公共交通)を棒グラフで解説

ただし、これはあくまでも目安です。

同じ歩き遍路でも30日ほどで結願する人もいれば、2か月以上かけてゆっくり巡る人もいます。

お遍路の日数を決める最大のポイントは「どれだけ速く歩けるか」ではなく、「1日にどれだけ長く行動するか」です。

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お遍路に何日かかるかは、歩き・自転車・車などの巡礼スタイルによって大きく変わります。

「自分の場合は何日くらい必要なのか知りたい」という方は、まずはお遍路日数シミュレーターを試してみてください。

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※健脚・標準・ゆっくり・女性・自転車・車・公共交通機関に対応しています。


お遍路の日数は何で決まるのか

「体力がある人ほど早く回れる」と思われがちですが、実際は少し違います。

お遍路の日数は、主に次の3つの要素によって決まります。

  • 総距離
  • 歩行速度
  • 1日の歩行時間

この中でも特に重要なのが、1日の歩行時間です。

総距離は約1,200km

四国八十八カ所お遍路全ルート

歩き遍路で四国八十八ヶ所を順打ちした場合、総距離はおよそ1,200kmといわれています。

札所間の移動ルートや宿泊場所によって多少前後しますが、おおむね東京から博多まで歩くのと同じくらいの距離になります。

そのため、お遍路の日数を考える際は、まず「約1,200kmをどうやって進むか」を考える必要があります。

例えば、

  • 1日20kmなら約60日
  • 1日30kmなら約40日
  • 1日40kmなら約30日

という計算になります。

歩く速さは実はあまり変わらない

「足が速い人は短期間で回れるのでは?」と思うかもしれません。

しかし、歩き遍路では歩行速度の差は意外と小さいです。

多くの歩き遍路さんの平均速度は時速4km前後です。

これは、

  • リュックを背負う
  • 山道を歩く
  • 舗装路だけではない
  • 長期間歩き続ける必要がある

といった理由があるためです。

普段の散歩なら速く歩ける人でも、お遍路では無理を続けることができません。

そのため、

  • 健脚な人:時速4~5km程度
  • 一般的な人:時速4km前後
  • ゆっくり歩く人:時速3.5~4km程度

と、大きな差は生まれにくいのです。

最も大きいのは1日の歩行時間

お遍路の日数を左右する最大の要素は、歩く速さではなく「1日に何時間歩くか」です。

例えば時速4kmで歩く場合、

1日の歩行時間1日の移動距離
6時間約24km
8時間約32km
10時間約40km
歩行時間別(10,8,6時間)1日の移動距離を棒グラフで説明

になります。

同じ人でも、1日6時間しか歩かなければ約50〜60日かかりますが、毎日10時間近く歩けば30日台で結願することも可能です。

実際に歩き遍路を経験すると分かりますが、日数の差は歩行速度よりも行動時間の差によって生まれることがほとんどです。

宿泊場所を事前に予約している人は夕方には行動を終えることが多く、1日の移動距離も短くなります。

一方で、宿泊場所に縛られず日暮れ近くまで歩く人は、その分だけ1日の距離を伸ばせます。

つまり、お遍路の日数を考えるときは、

「どれくらい速く歩けるか」ではなく、「毎日どれくらい歩く予定なのか」

を基準に考えるのが最も現実的です。

標準的なお遍路さんと健脚なお遍路さんの1日を比較

例えば、標準的なお遍路さんと健脚なお遍路さんでは、1日のスケジュールが大きく異なります。

標準的なお遍路さんの1日

時間内容
6:00起床・朝食
7:00出発
9:00札所参拝 & 小休憩
12:00昼食
13:00再出発
14:00札所参拝 & 小休憩
16:00札所参拝 & 小休憩
18:00宿にチェックイン
19:00夕食
22:00就寝
標準的なお遍路さんの1日30kmペースを円グラフで説明

このケースでは、

  • 朝食:約30分
  • 昼食:約60分
  • 札所の参拝・小休憩:約2時間30分
  • 宿のチェックインや準備

などに時間を使います。

朝7時に出発して18時に行動終了しているように見えますが、実際に歩いている時間は約7〜8時間程度です。

歩行速度を時速4kmとすると、

1日の歩行距離は約28〜32km

になります。

多くのお遍路さんが40〜50日前後かかる理由は、このスケジュールに近いからです。

健脚なお遍路さんの1日

時間内容
5:00起床・朝食
6:00出発
9:00札所参拝 & 小休憩
12:00昼食
13:00再出発
14:00札所参拝 & 小休憩
16:00札所参拝 & 小休憩
19:00野宿の準備
20:00就寝
健脚なお遍路さんの1日40kmペースを円グラフで説明

健脚なお遍路さんの場合、宿のチェックイン時間に縛られません。

また、

  • 食事時間を短縮する
  • コンビニで買って歩きながら食べる
  • 休憩を最小限にする
  • 日暮れ近くまで歩く

といった特徴があります。

また、野宿中心のお遍路では日没後にすることが少ないため、自然と早寝早起きの生活になり、結果として1日の歩行時間を確保しやすくなります。

この場合、実際の歩行時間は10〜12時間ほどになります。

歩行速度は同じ時速4km前後でも、

1日の歩行距離は40〜45km程度

まで伸びます。

日数の差は歩行速度ではなく歩行時間

両者を比較すると、

タイプ歩行時間歩行距離
標準的なお遍路さん7〜8時間28〜32km
健脚なお遍路さん10〜12時間40〜45km

歩行速度はどちらも大きく変わりません。

しかし、毎日3〜4時間長く歩くだけで、1日の移動距離は10km以上変わります。

その結果、

  • 標準的なお遍路さん:40〜50日
  • 健脚なお遍路さん:30〜35日

という差が生まれるのです。

お遍路の日数を考えるときは、「どれだけ速く歩けるか」よりも「毎日どれだけ長く歩けるか」を基準に考えると現実的な計画を立てやすくなります。

歩き遍路の日数目安

歩き遍路は、お遍路の中でも最も時間がかかる巡礼スタイルです。

一般的には40〜50日ほどが目安とされていますが、実際の日数は人によって大きく異なります。

その理由は、歩く速さよりも「1日にどれだけ歩くか」の影響が大きいためです。

ここでは、歩き遍路の日数をタイプ別に解説します。

健脚の場合(30〜40日)

徳島の遍路道:歩き遍路姿の私

健脚な人であれば、歩き遍路を30〜40日程度で結願することも可能です。

実際に私は順打ちと逆打ちをそれぞれ歩いて完歩しましたが、順打ちの方は約33日で一周しました。

平均すると1日に30〜35kmほど歩き、多い日は45kmほど歩いたこともあります。

日数を短縮できた最大の理由は、毎日長時間歩いていたことです。

また、私は野宿を中心に巡礼していたため、宿のチェックイン時間を気にする必要がありませんでした。

そのため、日暮れギリギリまで歩き続けることができ、結果として1日の移動距離を伸ばせました。

健脚な人や、まとまった休みを利用して短期間で結願したい人は、30〜40日程度を目安にするとよいでしょう。

一般的な歩き遍路(40〜50日)

歩き遍路で最も多いのが、この40〜50日程度のペースです。

宿を利用しながら無理なく歩く場合、1日の移動距離は20〜30km程度になることが多くなります。

朝に出発し、夕方には宿へ到着するスケジュールで巡る人が多いため、自然とこのくらいの日数になります。

初めてのお遍路であれば、この40〜50日を基準に計画を立てるのがおすすめです。

体力的な負担も比較的少なく、札所や地域の景色を楽しむ余裕もあります。

一般的な歩き遍路の目安は次の通りです。

  • 1日20km程度:60日前後
  • 1日25km程度:48日前後
  • 1日30km程度:40日前後

お遍路経験者の多くも、この範囲に収まります。

ゆっくり歩く場合(50〜60日以上)

高知駅前の幕末の志士の像

お遍路は競争ではありません。

観光や参拝を楽しみながら、自分のペースで歩く人もたくさんいます。

例えば、

  • 各札所でゆっくり参拝する
  • 写真撮影を楽しむ
  • 地元の人との交流を大切にする
  • 休養日を設ける
  • 観光地にも立ち寄る

といったスタイルで巡る場合は、50〜60日以上かかることも珍しくありません。

特に定年後の長期旅行として歩く人や、巡礼そのものを楽しみたい人は、日数に余裕を持った計画がおすすめです。

無理に距離を伸ばすよりも、怪我を防ぎながら続ける方が結果的に安全に結願できます。

女性の歩き遍路は何日かかる?

「女性だと歩き遍路にどれくらいかかるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

結論から言うと、男女で歩行速度に大きな差はありません。

お遍路では荷物を背負いながら長距離を歩くため、多くの人の歩行速度は時速4km前後に落ち着きます。

そのため、男性だから特別速い、女性だから特別遅いということはあまりありません。

ただし、女性の場合は、

  • 宿を事前に予約することが多い
  • 暗くなる前に行動を終える人が多い
  • 野宿を避ける傾向がある

といった理由から、1日の歩行時間がやや短くなる傾向があります。

その結果、歩き遍路全体の日数は40〜60日程度になることが多いです。

もちろん健脚な女性で30日台で結願する人もいますし、ゆっくり巡って2か月以上かける人もいます。

大切なのは性別ではなく、自分に合ったペースで無理なく歩くことです。

自転車遍路の日数目安

自転車遍路は、歩き遍路よりも短期間で四国八十八ヶ所を巡れる人気の巡礼スタイルです。

歩き遍路では40〜50日ほどかかることが一般的ですが、自転車遍路なら2〜3週間程度で結願する人が多くなります。

ただし、日数は体力や経験よりも、1日にどれくらいの距離を走るかによって大きく変わります。

まずは一般的な目安から見ていきましょう。

自転車遍路は2〜3週間が目安

自転車遍路の日数は、おおむね次のようになります。

ペース日数目安
健脚・長距離型14〜20日
一般的なペース20日前後
観光を楽しみながら20日以上

自転車は歩きより圧倒的に移動速度が速いため、1日に複数の札所を効率よく巡ることができます。

一方で、山岳札所への登坂や天候の影響を受けやすく、思ったほど距離が伸びない日もあります。

初めての自転車遍路なら、3週間程度を想定しておくと余裕を持った計画を立てやすいでしょう。

自転車遍路の日数は1日の走行距離で決まる

歩き遍路と同じように、自転車遍路も日数を決める最大の要素は1日の走行距離です。

四国八十八ヶ所の総距離を約1,200kmとすると、単純計算では次のようになります。

1日の走行距離日数目安
60km約20日
80km約15日
100km約12日

もちろん実際には寄り道や参拝時間、山道での登坂もあるため、この通りにはなりません。

しかし、自転車遍路の日数を考える際は、

「何日で回るか」ではなく「1日に何km走れるか」

を基準に考えると計画を立てやすくなります。

山道が多く想像以上に時間がかかる

愛媛の遍路道:七子峠からの眺め

自転車遍路を計画する人が見落としがちなのが、山岳札所の存在です。

四国八十八ヶ所には平坦な道ばかりではなく、急な坂道を登らなければならない札所もあります。

代表的なのは、

  • 第12番 焼山寺
  • 第20番 鶴林寺
  • 第21番 太龍寺
  • 第60番 横峰寺

などです。

特に焼山寺への登りは「遍路ころがし」と呼ばれる難所として知られており、自転車でも大きく体力を消耗します。

平地なら1時間で20km以上進める人でも、急坂では時速5km以下になることも珍しくありません。

そのため、自転車遍路の日数を考える際は、地図上の距離だけでなく獲得標高も意識することが大切です。

登坂の厳しい札所や「遍路ころがし」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
データで見る四国遍路

四国遍路:88か所の距離と高低差をk-meansで3つのクラスに分類した結果をグラフとイラストで説明

自転車遍路は歩き遍路より何日短縮できる?

歩き遍路と自転車遍路では、必要な日数に大きな差があります。

一般的な目安を比較すると次のようになります。

巡礼方法日数目安
歩き遍路40〜50日
自転車遍路14〜21日

自転車遍路なら、歩き遍路の半分以下の日数で結願することも可能です。

一方で、歩き遍路には地域の景色や人との出会いをじっくり楽しめる魅力があります。

どちらが優れているというものではなく、

  • 限られた休暇で結願したい人は自転車遍路
  • 巡礼そのものを味わいたい人は歩き遍路

というように、自分の目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

車遍路の日数目安

車遍路は、四国八十八ヶ所を最も効率よく巡れる方法です。

歩き遍路では40〜50日、自転車遍路でも14〜21日ほどかかりますが、車なら1〜2週間程度で結願できます。

ただし、車遍路の日数は移動時間だけで決まるわけではありません。

実際には各札所での参拝時間や納経時間も大きく影響します。

最短なら7日前後

車遍路で日数を最優先する場合、7日前後で結願することも可能です。

実際に旅行会社のツアーでも、7日〜8日程度で四国八十八ヶ所を巡るプランが数多くあります。

朝早く出発し、1日に10〜15か所ほど巡るペースで進めば、1週間程度で全札所を回ることは十分可能です。

ただし、この場合は観光や寄り道の時間はほとんど取れません。

あくまでも「結願を最優先したスケジュール」になります。

観光込みなら10〜14日

一般的な車遍路では、10〜14日程度かける人が多くなります。

このくらいの日程であれば、

  • 各札所をゆっくり参拝する
  • 四国の観光地に立ち寄る
  • 温泉やグルメを楽しむ
  • 無理のない運転計画を立てる

といった余裕が生まれます。

高知の景勝地・桂浜

桂浜:歩き遍路姿の私

香川名物・うどん

歩き遍路で立ち寄った香川のうどん

特に初めてのお遍路であれば、最短日程を目指すよりも、2週間前後を確保した方が満足度は高くなるでしょう。

また、悪天候や交通渋滞の影響も受けにくくなります。

車遍路を10日間で巡るモデルコースは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
車でお遍路プラン

意外と大きいのが寺での参拝・納経時間

四国八十八か所の境内:お遍路さんで賑わいをみせる

車遍路の日数を考える際に見落とされがちなのが、各札所での滞在時間です。

車での移動は速くても、お寺に着いたら参拝や納経が必要になります。

本堂と大師堂を参拝し、納経所で御朱印(納経)をいただく一般的な流れでも、1か所あたり15〜30分程度かかることが珍しくありません。

しっかりお参りする場合は、さらに時間が必要になります。

仮に1札所で30分かかるとすると、

88か所 × 30分 = 約44時間

となり、寺で過ごす時間だけで丸2日近くになります。

そのため、車遍路で最短日数を目指す場合は、各札所での滞在時間をできるだけ短くする必要があります。

ただし、その結果として参拝が慌ただしくなり、お遍路本来の巡礼というよりもスタンプラリーに近い感覚になってしまうこともあります。

お遍路に何を求めるかによって適切な日程は変わりますが、多くの人にとっては、少し余裕を持ったスケジュールの方が満足度は高いでしょう。

納経所や結願証明書:私の結願の証

公共交通機関で回る場合の日数

公共交通機関を利用したお遍路は、歩き遍路と車遍路の中間に位置する巡礼スタイルです。

電車やバスを活用することで長距離の移動を大幅に短縮できる一方、札所周辺は徒歩で巡ることもできます。

そのため、

  • 全て歩くのは難しい
  • できるだけ歩き遍路の雰囲気を味わいたい
  • 限られた休暇で結願したい

という人に向いています。

公共交通機関を使うと長距離区間を大幅に短縮できる

高知の長距離区間の遍路道と歩き遍路姿の私

歩き遍路の日数を大きく左右するのは、札所間の長距離移動です。

特に有名なのが、

  • 第23番薬王寺から第24番最御崎寺まで
  • 第37番岩本寺から第38番金剛福寺まで

の区間です。

歩き遍路ではどちらも難所として知られており、

  • 23番→24番:約75km
  • 37番→38番:約80km

あります。

1日に30km前後歩く人でも、それぞれ2〜3日程度を要する距離です。

しかし、電車やバスを利用すれば半日程度で移動することも可能です。

つまり、この2区間だけでも4〜6日ほど短縮できる計算になります。

歩き遍路の日数を減らしたい場合、まずはこうした長距離区間を公共交通機関で移動するのが最も効果的です。

公共交通機関を利用したお遍路の乗り換え方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。
電車・バスのルート案内

歩き遍路の補助として使う方法もある

公共交通機関は「歩かない人向け」だけではありません。

実際には歩き遍路の補助として利用する人も少なくありません。

例えば、

  • 時間が足りない区間だけ利用する
  • 怪我や体調不良のときだけ利用する
  • 長距離区間だけ利用する

といった方法です。

歩き遍路で最も体力を消耗するのは、札所の参道よりも長いアスファルト区間です。

何十キロも続く国道歩きは単調になりやすく、足や膝への負担も大きくなります。

公共交通機関を活用すれば、こうした区間を飛ばして体力を温存しながら巡礼を続けることができます。

足への負担を大きく減らせる

公共交通機関を利用する最大のメリットの一つが、身体への負担を軽減できることです。

お遍路では山道よりも、むしろ長時間のアスファルト歩きで足を痛める人が少なくありません。

特に、

  • 23番から24番
  • 37番から38番

のような長距離区間は、ほとんどが舗装路です。

こうした区間を電車やバスで移動するだけでも、足へのダメージは大幅に減ります。

その結果、

  • 疲労の蓄積を防げる
  • 怪我のリスクを減らせる
  • 翌日以降も快適に歩ける

というメリットがあります。

「できるだけ歩きたいけれど、無理はしたくない」という人にとって、公共交通機関は非常に有効な選択肢といえるでしょう。

通し打ちと区切り打ちでは日数が変わる

お遍路の日数を考える際に見落とされがちなのが、「通し打ち」と「区切り打ち」の違いです。

同じ歩き遍路でも、通し打ちで巡るか区切り打ちで巡るかによって、実際に必要となる日数は変わってきます。

特に限られた休暇を利用して巡礼を考えている人は、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

通し打ちとは

通し打ちとは、第1番札所から第88番札所までを連続して巡る方法です。

歩き遍路であれば、一度出発したら結願まで四国を歩き続けるスタイルになります。

例えば、

  • 30日間連続で歩く
  • 40日間連続で歩く
  • 50日間連続で歩く

といった形です。

昔ながらのお遍路をイメージする人の多くは、この通し打ちを思い浮かべるでしょう。

移動や準備の手間が少なく、巡礼の流れを維持しながら進められるのが大きな特徴です。

区切り打ちとは

区切り打ちとは、巡礼を複数回に分けて行う方法です。

例えば、

  • 今回は1番から20番まで
  • 次回は20番から40番まで
  • 長期休暇ごとに少しずつ進める

といった巡り方になります。

まとまった休暇を確保しにくい人でも取り組みやすく、現在では区切り打ちを選ぶ人も少なくありません。

また、体力面の負担を減らせるため、定年後の巡礼や初心者にも人気があります。

数年かけて少しずつ結願を目指す人も珍しくありません。

通し打ちの方が日数は短くなりやすい

同じ距離を歩くのであれば、通し打ちの方が必要日数は短くなる傾向があります。

その理由の一つが移動ロスです。

例えば区切り打ちの場合、

  • 自宅から四国まで移動する
  • 前回終了地点まで戻る
  • 巡礼終了後に帰宅する

という時間が毎回発生します。

歩いている時間ではありませんが、巡礼全体として考えると確実に日数や手間が増える要素です。

さらに大きいのが再スタートロスです。

歩き遍路では数日歩き続けると身体が慣れてきますが、長期間空いてしまうと感覚がリセットされます。

再開直後は、

  • 足が重く感じる
  • 荷物に慣れるまで時間がかかる
  • ペースをつかむまで数日必要

といったことも少なくありません。

通し打ちなら巡礼のリズムを維持したまま歩き続けられるため、結果的に効率よく進めることができます。

もちろん、だからといって区切り打ちが劣っているわけではありません。

長期休暇を確保できない人にとっては、区切り打ちは現実的で続けやすい方法です。

日数だけを考えれば通し打ちの方が有利ですが、自分の生活スタイルに合わせて無理なく巡ることが最も大切です。

お遍路日数シミュレーター

「自分の場合は何日かかるのだろう?」

お遍路の日数を調べている人の多くが知りたいのは、平均ではなく自分自身の目安です。

歩き遍路の日数は体力よりも、1日に何km歩くかによって大きく変わります。

まずは以下のシミュレーターで、おおよその日数を確認してみましょう。

お遍路日数シミュレーター

あなたのお遍路スタイルから、おおよその結願日数を計算します。

よくあるFAQ

Q
お遍路は最短で何日で回れますか?
A

巡礼方法によって異なりますが、車遍路であれば7〜8日程度、歩き遍路であれば健脚な人で30日程度が最短クラスの目安です。

ただし、最短日程を目指す場合は観光や休養の時間がほとんど取れません。多くの人は余裕を持った日程で巡礼しています。

Q
歩き遍路を30日で結願することは可能ですか?
A

可能です。

ただし、1日あたり35〜40km前後を継続して歩く必要があります。

また、宿のチェックイン時間に縛られず長時間歩けることも重要です。歩行速度よりも、1日にどれだけ長く歩けるかが30日結願のポイントになります。

Q
初めてのお遍路は何日くらい見ておけばよいですか?
A

初めての歩き遍路であれば、40〜50日程度を想定するのがおすすめです。

初日は荷物や長距離歩行に慣れていないことが多く、思ったほど距離が伸びません。無理のない計画を立てることで、怪我や体力切れを防ぎやすくなります。

Q
女性の歩き遍路は何日かかりますか?
A

女性だから特別遅くなるということはありません。

多くの歩き遍路さんの歩行速度は時速4km前後で、男女差はそれほど大きくありません。

ただし、安全面から宿を利用しながら巡る人が多いため、結果として40〜60日程度になるケースがよく見られます。

Q
定年後やシニアでも歩き遍路はできますか?
A

できます。

実際のお遍路では60代や70代で歩いている方も珍しくありません。

ただし、日数を短縮することよりも、自分の体力に合ったペースで歩くことが大切です。必要に応じて休養日を設けたり、公共交通機関を併用したりしながら巡る人も多くいます。

Q
休養日を入れると何日くらい増えますか?
A

休養日を週に1回入れる場合、歩き遍路全体の日数は5〜8日程度増えることが一般的です。

例えば40日で結願できるペースでも、週に1日の休養日を設けると45〜50日程度になることがあります。

疲労回復や怪我予防にもつながるため、特に長期間の歩き遍路では休養日を計画に入れておくと安心です。

まとめ:お遍路の日数は「自分のペース」で決まる

四国八十八ヶ所のお遍路にかかる日数は、巡礼スタイルによって大きく異なります。

一般的な目安としては、

  • 歩き遍路:40〜50日
  • 自転車遍路:14〜21日
  • 車遍路:7〜14日
  • 公共交通機関:20〜30日

ほどになります。

ただし、同じ歩き遍路でも30日ほどで結願する人もいれば、60日以上かけてゆっくり巡る人もいます。

そのため、「歩き遍路は何日」と一律に考えるよりも、自分の巡礼スタイルに合わせて日数を考えることが大切です。

「自分の場合は何日くらいかかるのだろう?」

という方は、ぜひお遍路日数シミュレーターを試してみてください。

歩き(健脚・標準・ゆっくり・女性)、自転車、車、公共交通機関に対応しており、あなたの条件に合わせたおおよその結願日数を簡単に計算できます。

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