お遍路の地図は何を使えばいい?
お遍路では「この地図さえあれば完璧」というものはありません。
なぜなら、札所の位置を知りたいとき、歩くルートを確認したいとき、補給ポイントを探したいときでは、必要な地図が異なるからです。
特に歩き遍路では、距離だけでなく標高差やコンビニの有無が巡礼計画に大きく影響します。一方、車遍路では駐車場や移動時間の把握が重要になります。
そのため、お遍路では目的に応じて複数の地図を使い分けるのがおすすめです。
本記事では、
を掲載しています。
なお、地図のリンクをクリックすると、記事内の該当箇所に移動します。
歩き遍路に必要な地図
歩き遍路で最も重要なのは、札所の位置よりも「どこがきついか」「どこで補給できるか」を把握することです。
初めて歩き遍路に挑戦する方は、つい札所間の距離ばかり気にしがちですが、実際には標高差のほうが体力を消耗します。
例えば、12番札所の焼山寺や20番札所の鶴林寺、21番札所の太龍寺などは、距離以上に急な登りが続くことで知られています。
また、山間部や海岸部ではコンビニが長距離にわたって存在しない区間もあります。飲料水や食料の補給場所を事前に確認しておかないと、思わぬトラブルにつながることもあります。
歩き遍路では次の4種類の地図を用意しておくと安心です。
特に高低差マップとコンビニマップは、1日の行程を決める際に役立ちます。
車遍路に必要な地図
車遍路の場合は、歩き遍路ほど高低差を気にする必要はありません。
その代わり、札所までの移動ルートや所要時間を効率よく把握することが重要になります。
四国八十八ヶ所は徳島県、高知県、愛媛県、香川県の4県にまたがっており、全札所を巡ると総移動距離は1,200km前後になります。
そのため、車遍路では以下の地図が特に役立ちます。
Googleマップは最新の道路状況を反映しやすく、目的地へのナビ機能も充実しています。
一方で、山間部では通信環境が不安定になることもあるため、紙の地図や巡拝ガイドを併用すると安心です。
スマホだけで巡礼できる?
結論から言うと、現在ではスマホだけでもお遍路を巡ることは可能です。
Googleマップを利用すれば現在地の確認、ルート検索、所要時間の把握ができ、各札所へのナビゲーションも行えます。
さらに、宿泊施設や飲食店、コンビニなどの検索もスマホ1台で完結します。
ただし、歩き遍路では次のような注意点があります。
- バッテリー切れ
- 電波が弱い山間部
- 雨天時の故障リスク
- GPSの誤差
特に焼山寺周辺や山岳区間では、通信状況によって地図の読み込みが遅くなる場合があります。
そのため、スマホだけで巡礼する場合でも、事前に地図を保存しておくことや、モバイルバッテリーを携帯することが重要です。
また、本記事で紹介している高低差マップやコンビニ空白地帯ヒートマップをあらかじめ確認しておけば、現地で慌てることなく巡礼計画を立てられます。
近年はスマホだけで結願する遍路も増えていますが、安全面を考えると「Googleマップ+事前に確認した巡礼地図」の組み合わせが最もおすすめです。
四国八十八ヶ所の全体地図
四国八十八ヶ所は、四国4県に点在する88の札所を巡拝する巡礼路です。
全ての札所を結ぶと総距離は約1,200kmにもなり、歩き遍路では40日以上かかることも珍しくありません。
そのため、お遍路を始める前にまず確認しておきたいのが「四国八十八ヶ所の全体地図」です。
全体地図を見ることで、
- 札所がどこに集中しているのか
- 次の県までどれくらい距離があるのか
- どの地域に難所があるのか
といった全体像を把握できます。
初めてのお遍路では各札所の詳細地図を見る前に、まず四国全体の配置を理解しておくことが大切です。
四国88ヶ所の位置が一目で分かるマップ

四国八十八ヶ所は、徳島県から始まり、高知県、愛媛県、香川県へと時計回りに巡るのが一般的です。
全体マップを見ると、札所は四国全域に均等に分布しているわけではなく、県によって密度が大きく異なることが分かります。
特に徳島県には23ヶ寺が集中しており、巡礼のスタート地点として多くの遍路が訪れます。
一方で、高知県は札所間の距離が長く、「修行の道場」と呼ばれるほど移動距離が大きいエリアです。
全体地図を確認しておくことで、巡礼計画を立てやすくなります。
徳島・高知・愛媛・香川の札所分布
四国八十八ヶ所は各県ごとに異なる特徴があります。
徳島県(1番〜23番札所)

徳島県は「発心の道場」と呼ばれ、お遍路の出発地点です。
札所数は23ヶ寺あり、四国4県の中でも比較的密集しています。
ただし、12番焼山寺をはじめ山岳区間も多く、歩き遍路では最初の難所が待ち受けています。
高知県(24番〜39番札所)

高知県は「修行の道場」と呼ばれます。
札所数は16ヶ寺ですが、寺と寺の間が非常に離れているのが特徴です。
室戸岬や足摺岬周辺では長距離歩行が続くため、体力だけでなく補給計画も重要になります。
愛媛県(40番〜65番札所)

愛媛県は「菩提の道場」と呼ばれます。
札所数は26ヶ寺で、四国4県の中で最も多くの札所があります。
44番大寶寺や60番横峰寺周辺は、長距離に加えて高低差も大きく、特に厳しい区間です。
香川県(66番〜88番札所)

香川県は「涅槃の道場」と呼ばれます。
結願を目指す最後の県であり、23ヶ寺の札所があります。
距離的には比較的巡りやすい区間が多く、結願への達成感を味わいながら巡礼を進めることができます。
札所はどのような順番で巡る?
四国八十八ヶ所には厳密なルールはありませんが、多くの遍路は1番札所から88番札所へ向かう「順打ち」で巡礼します。
順打ちは巡礼ルートが分かりやすく、宿や交通機関の情報も豊富なため、初めてのお遍路におすすめです。
一方で、88番札所から逆方向に巡る「逆打ち」という方法もあります。
逆打ちは難易度が高いとされる一方で、閏年に巡ると功徳が大きいという言い伝えもあります。
また、最近では時間の都合に合わせて複数回に分けて巡る「区切り打ち」を選ぶ人も増えています。
全体地図で札所の配置を確認しておけば、
- 順打ち
- 逆打ち
- 区切り打ち
のどの巡礼方法を選ぶ場合でも、効率的に計画を立てられます。
まずは全体マップで四国八十八ヶ所の位置関係を把握し、自分に合った巡礼スタイルを決めるところから始めましょう。
お遍路の高低差マップ

歩き遍路では、札所までの距離だけでなく標高差も重要です。
同じ20kmの区間でも平坦な道と急な登山道では体力の消耗が大きく異なります。
特に四国八十八ヶ所には山中に建つ札所も多く、事前に高低差を確認しておくことで無理のない巡礼計画を立てられます。
本記事の高低差マップでは、どの区間で大きく標高が上がるのかを一目で確認できます。
歩き遍路で標高差を確認すべき理由
歩き遍路初心者が失敗しやすいのは、距離だけを見て行程を決めてしまうことです。
例えば平地の20kmであれば比較的余裕を持って歩けても、山岳区間を含む20kmでは必要な体力がまったく異なります。
実際に歩き遍路で疲労の原因になるのは、長距離歩行そのものよりも急な登りや下りです。
標高差を事前に確認しておけば、
- 早めに出発する
- 宿泊地を変更する
- 補給を多めに持つ
- 休憩時間を増やす
といった対策が可能になります。
特に夏場は登坂区間で体力を消耗しやすいため、高低差マップは巡礼計画に欠かせません。
最大の難所「焼山寺」

12番札所・焼山寺は、四国遍路最大級の難所として知られています。
標高約700m付近に位置し、多くの歩き遍路が最初に直面する本格的な山岳区間です。
11番藤井寺から焼山寺へ向かう遍路道は長い登りが続き、距離以上に体力を消耗します。
歩き遍路経験者の間でも、
「焼山寺を越えれば一安心」
と言われることがあるほどです。
特に夏場は水分補給が重要になるため、出発前に十分な飲料を確保しておきましょう。
初めてのお遍路では、この区間を無理なく歩けるよう余裕のある行程を組むことが大切です。
鶴林寺・太龍寺・横峰寺の高低差
焼山寺以外にも、歩き遍路では注意したい山岳札所があります。
20番札所 鶴林寺

鶴林寺は「遍路ころがし」と呼ばれる難所の一つです。
山頂付近に位置しており、札所へ向かうまで急な登りが続きます。
体力だけでなく足への負担も大きくなるため、ペース配分が重要です。
21番札所 太龍寺

鶴林寺と並んで知られる難所です。
歩き遍路では山越えが続くため、前後の行程も含めて体力管理が求められます。
徳島県内でも特に厳しい区間として有名です。
60番札所 横峰寺

愛媛県にある横峰寺は、後半最大級の登坂区間として知られています。
すでに長距離を歩いてきた後に待ち受けるため、疲労が蓄積した状態では特に厳しく感じられます。
結願に近づいているとはいえ、油断できない難所です。
標高差から見る難易度
高低差マップを見ると、四国八十八ヶ所の難易度は均一ではないことが分かります。
歩き遍路の難易度を大まかに分類すると次のようになります。
初級
- 徳島平野部
- 愛媛市街地周辺
- 香川県の一部区間
比較的平坦な道が多く、初心者でも歩きやすい区間です。
中級
- 高知県東部
- 愛媛県中部
- 香川県の山間部
アップダウンが増え、体力の消耗も大きくなります。
上級
- 焼山寺周辺
- 鶴林寺・太龍寺周辺
- 横峰寺周辺
遍路ころがしと呼ばれる山岳区間が含まれます。
特に焼山寺は歩き遍路最大級の難所として知られ、多くの巡礼者が苦戦します。
お遍路を計画する際は、距離だけでなく標高差にも注目することが重要です。
高低差マップを活用すれば、どの区間で体力を温存すべきか、どこで余裕を持った行程を組むべきかが分かります。
歩き遍路を安全に楽しむためにも、出発前に高低差を確認しておきましょう。
お遍路のコンビニ空白地帯ヒートマップ




歩き遍路では、札所の位置と同じくらい重要なのが補給ポイントです。
特に飲料水や食料を確保できるコンビニは、長距離を歩く遍路にとって欠かせない存在です。
しかし四国八十八ヶ所の巡礼路には、市街地から離れた山間部や海岸線も多く、長距離にわたってコンビニが存在しない区間もあります。
そこで本記事では、遍路道周辺のコンビニ分布を調査し、コンビニ空白地帯ヒートマップを作成しました。
ヒートマップを見ることで、
- 補給しやすい区間
- コンビニが少ない区間
- 事前準備が必要なエリア
を一目で把握できます。
コンビニが少ない区間ランキング
調査の結果、遍路道沿いにはコンビニが極端に少ない区間がいくつか存在しました。
第1位 焼山寺周辺
山岳地帯に位置し、補給できる場所が限られます。
歩き遍路では登山前に十分な飲料と行動食を準備しておくことが重要です。
第2位 足摺岬周辺
札所間の距離が長く、市街地も少ないエリアです。
コンビニが見つからないまま数時間歩くことも珍しくありません。
第3位 室戸岬周辺
海岸線を長く歩く区間が続きます。
ルートによっては補給場所が限られるため注意が必要です。
第4位 高知県西部の海岸区間
住宅地が少なく、店舗も点在しています。
事前の補給計画が重要になります。
第5位 横峰寺周辺
山岳区間のため、札所近くでの補給は期待できません。
登山前の準備が欠かせないエリアです。
焼山寺周辺の補給事情
12番札所焼山寺は、歩き遍路で最初に訪れる大きな難所です。
問題なのは標高差だけではありません。
周辺は山間部のため、コンビニやスーパーが非常に少なく、必要な物資を現地で調達することが難しい区間です。
特に夏場は水分不足が深刻な問題になります。
焼山寺へ向かう前には、
- 飲料水
- スポーツドリンク
- 行動食
- モバイルバッテリー
を十分に準備しておきましょう。
「次のコンビニで買えばいい」と考えていると、想像以上に長い時間補給できないことがあります。
室戸岬周辺の補給事情
24番最御崎寺へ向かう室戸岬周辺は、高知県らしい雄大な海岸風景が続く人気区間です。
一方で、市街地が少なく補給ポイントが限られるエリアでもあります。
海岸線を長時間歩くことになるため、
- 水分
- 軽食
- 日焼け対策用品
は事前に準備しておくのがおすすめです。
特に夏は日陰が少なく、想像以上に体力を消耗します。
コンビニを見つけた際には、必要なものを早めに購入しておくと安心です。
足摺岬周辺の補給事情
足摺岬周辺は、多くの歩き遍路が「補給の難しさ」を実感するエリアの一つです。
札所間の距離が長く、海岸部や山間部を歩く区間もあります。
都市部のように数kmごとにコンビニがあるわけではないため、
- 水が足りなくなる
- 行動食がなくなる
- モバイルバッテリーが切れる
といったトラブルが起きやすくなります。
特に初めて歩く人は、地図上の距離だけで判断せず、補給地点も含めて行程を考えることが大切です。
補給で失敗しないためのポイント
歩き遍路では、体力よりも補給不足が原因で苦労するケースが少なくありません。
コンビニ空白地帯を安全に歩くためには、次のポイントを意識しましょう。
コンビニを見つけたら補給する
まだ十分残っていると思っていても、次のコンビニまで何時間もかかる場合があります。
飲料水や軽食は早めに補充しておくのが基本です。
夏は水を多めに持つ
気温が高い時期は発汗量も増えます。
山岳区間では想像以上に水分を消費するため、余裕を持った準備が必要です。
行動食を常備する
おにぎりやパンが手に入らない区間もあります。
エネルギーバーやナッツ類など、携帯しやすい行動食を準備しておくと安心です。
モバイルバッテリーを忘れない
スマホは地図、宿探し、情報収集など多くの場面で使用します。
バッテリー切れは大きなリスクになるため、予備電源を持ち歩きましょう。
コンビニ空白地帯ヒートマップを活用すれば、どこで補給し、どこで注意すべきかが一目で分かります。
歩き遍路を安全かつ快適に続けるためにも、札所だけでなく補給ポイントにも注目して巡礼計画を立てることが大切です。
お遍路のGoogleマップ一覧
近年はスマートフォンの普及により、お遍路でもGoogleマップを活用する人が増えています。
以前は紙の巡拝地図が必須でしたが、現在ではGoogleマップを利用することで現在地の確認やルート検索が簡単に行えるようになりました。
特に初めてのお遍路では、札所の位置や移動ルートを把握するためにGoogleマップが非常に役立ちます。
ここでは四国八十八ヶ所の札所を県別にまとめています。各札所の詳細ページには写真やGoogleマップへのリンクも掲載しているので、巡礼計画にご活用ください。
Googleマップを使うメリット
Googleマップ最大のメリットは、現在地から札所までのルートをすぐに確認できることです。
歩き遍路はもちろん、車遍路や自転車遍路でも活用できます。
Googleマップを利用する主なメリットは次のとおりです。
- 現在地を確認できる
- 札所までのルート検索ができる
- 所要時間が分かる
- コンビニや飲食店を探せる
- 宿泊施設を検索できる
- 無料で利用できる
特に歩き遍路では、宿やコンビニの場所を調べる機会が多いため、スマートフォン1台で情報収集ができるのは大きな利点です。
ただし山間部では通信状況が不安定になる場合もあるため、事前にルートを確認しておくと安心です。
1番〜23番札所(徳島県)
徳島県は「発心の道場」と呼ばれ、お遍路のスタート地点です。
1番霊山寺から23番薬王寺までの23ヶ寺があり、四国八十八ヶ所の基礎となる区間でもあります。
特に11番藤井寺から12番焼山寺にかけては、歩き遍路最初の難所として知られています。
以下の各札所ページでは、
- 寺院の写真
- Googleマップ
- アクセス情報
- 札所間距離
を掲載しています。
24番〜39番札所(高知県)
高知県は「修行の道場」と呼ばれるエリアです。
24番最御崎寺から39番延光寺までの16ヶ寺があり、札所間の距離が長いことでも知られています。
室戸岬や足摺岬など、四国を代表する絶景区間を歩ける一方で、補給計画が重要になる地域でもあります。
Googleマップを活用することで、
- 宿泊施設
- コンビニ
- 飲食店
などを事前に確認できます。
40番〜65番札所(愛媛県)
愛媛県は「菩提の道場」と呼ばれます。
40番観自在寺から65番三角寺までの26ヶ寺があり、四国4県の中で最も多くの札所が集中しています。
市街地に近い札所も多く、宿泊施設や商業施設も比較的充実しています。
一方で60番横峰寺は山岳札所として知られ、歩き遍路では注意が必要な区間です。
Googleマップを利用すれば、札所周辺の施設情報も簡単に確認できます。
66番〜88番札所(香川県)
香川県は「涅槃の道場」と呼ばれ、結願を目指す最後の巡礼地です。
66番雲辺寺から88番大窪寺までの23ヶ寺があり、多くの遍路が達成感を味わう区間でもあります。
75番善通寺は弘法大師空海の誕生地として有名で、多くの参拝者が訪れます。
また、88番大窪寺は結願寺として知られ、四国遍路の締めくくりとなる札所です。
Googleマップを利用すれば、結願までのルートや周辺施設も確認しやすくなります。
各札所の詳細ページでは、寺院写真とGoogleマップへのリンクを掲載しています。
巡礼前の計画作りはもちろん、現地でのルート確認にも活用できるため、ブックマークしておくと便利です。特に歩き遍路では、札所の位置だけでなく周辺のコンビニや宿泊施設も合わせて確認しておくことをおすすめします。
お遍路の地図は紙とスマホどちらがおすすめ?
お遍路を始める際によくある疑問が、「紙の地図とスマホのどちらを使えばいいのか」というものです。
結論から言うと、どちらにもメリットとデメリットがあります。
近年はGoogleマップを利用する遍路が増えていますが、紙の地図が完全に不要になったわけではありません。
特に歩き遍路では長期間にわたる巡礼となるため、それぞれの特徴を理解したうえで活用することが大切です。
紙の地図のメリット
紙の地図最大のメリットは、電池や通信環境に左右されないことです。
スマートフォンは便利ですが、バッテリー切れや故障が起きる可能性があります。
一方、紙の地図はいつでも確認できるため、万が一の備えとして役立ちます。
また、お遍路全体のルートを俯瞰して見られるのも大きな特徴です。
スマホの地図は現在地周辺を見るのに便利ですが、四国全体の札所配置や県境の位置関係までは把握しにくいことがあります。
紙の地図には次のようなメリットがあります。
- 電池切れの心配がない
- 電波がなくても使える
- 四国全体のルートを把握しやすい
- 書き込みができる
- 緊急時の予備になる
長期の歩き遍路では、紙の地図を持参する人も少なくありません。
紙の地図のおすすめ:『四国遍路ひとり歩き同行二人』(へんろ道保存協力会出版)
紙の遍路地図の中でも定番として広く使われているのが、へんろ道保存協力会が出版する**『四国遍路ひとり歩き同行二人』**です。
この地図帳は、四国八十八ヶ所の札所ルートを実際の歩き遍路目線で詳しくまとめており、初めての遍路から経験者まで幅広く支持されています。
最大の特徴は、単なる地図ではなく「歩くための情報」が充実している点です。札所間の距離や標高差、注意すべき分岐点、補給ポイントなどが丁寧に記載されており、スマートフォンの地図だけでは把握しにくい実用情報を補ってくれます。
また、エリアごとに分冊されているため持ち運びしやすく、必要な区間だけを携帯できるのも歩き遍路に適したポイントです。
特に山間部の多い区間では、電波が届かない場所もあるため、このような紙の地図を併用することで安心感が大きく高まります。
スマホ地図と併用することで、現在地の確認はスマホ、全体ルートや先の行程把握は紙の地図という使い分けができ、より安全で効率的な遍路計画が可能になります。
Googleマップのメリット
Googleマップの最大の魅力は、現在地をリアルタイムで確認できることです。
お遍路では分岐や市街地のルート選択に迷うこともありますが、Googleマップを利用すれば現在地と目的地をすぐに確認できます。
また、徒歩・自転車・車それぞれの所要時間が表示されるため、巡礼計画を立てやすいのもメリットです。
近年ではスマホだけで結願する遍路も増えており、利便性の高さは圧倒的です。
歩き遍路なら併用がおすすめ
歩き遍路の場合は、紙の地図とGoogleマップを併用するのが最もおすすめです。
実際の歩行中はGoogleマップで現在地を確認しながら進み、巡礼計画を立てる際は紙の地図や全体マップでルートを確認する方法が効率的です。
特に本記事で掲載している
- 四国八十八ヶ所全体マップ
- 高低差マップ
- コンビニ空白地帯ヒートマップ
は、Googleマップだけでは把握しにくい情報を補ってくれます。
例えばGoogleマップでは札所までのルートは分かりますが、
- これから急な登りがあるのか
- 次のコンビニまでどれくらいあるのか
- 補給が難しい区間なのか
までは分かりません。
そのため、
- 全体マップで行程を確認する
- 高低差マップで難所を把握する
- コンビニヒートマップで補給計画を立てる
- 現地ではGoogleマップでナビする
という使い方が理想的です。
初めてのお遍路では「紙かスマホか」で悩むよりも、それぞれの長所を活用することが大切です。安全で快適な巡礼のためにも、複数の地図を組み合わせて利用しましょう。
関連記事
四国八十八ヶ所のルート一覧、距離・時間・宿坊をまとめた記事です。
寺一覧と全ルート
お遍路コンビニマップ|372店舗を調査して分かった「令和の遍路ころがし」
四国遍路のコンビニマップ


























































































コメント