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釈迦如来

御本尊_釈迦如来 お遍路情報

四国八十八ヶ所には、さまざまな仏さまが御本尊として祀られています。その中でも釈迦如来は、仏教を開いたお釈迦さまを仏さまとして表した、仏教を代表する仏さまの一人です。

釈迦如来は、人生の苦しみや迷いについて説き、悟りへ至るための道を示した仏さまとして信仰されています。単に願いをかなえてくれる仏さまというだけではなく、仏教の教えを通して自分自身の心や生き方を見つめ直す存在でもあります。

四国八十八ヶ所では、第1番霊山寺、第3番金泉寺、第9番法輪寺、第49番浄土寺、第73番出釈迦寺の5ヶ所で、釈迦如来が御本尊として祀られています。第9番法輪寺では、釈迦が入滅する姿を表した涅槃釈迦如来が御本尊として祀られているなど、それぞれの札所に特徴があります。

この記事では、釈迦如来とはどのような仏さまなのか、その姿や仏教との関係、御利益や御真言、そして釈迦如来を御本尊とする四国八十八ヶ所の5ヶ所の札所について、わかりやすく紹介します。

釈迦如来とは?

釈迦如来(しゃかにょらい)は、仏教を開いた**お釈迦さま(釈尊)**を仏さまとして表したものです。

インドの王族として生まれた釈迦は、人生における苦しみや迷いについて考え、出家して修行を重ねました。そして悟りを開き、その教えを多くの人々に説いたとされています。

日本の仏教では、釈迦如来は仏教の教えを説いた仏として、古くから広く信仰されています。


釈迦如来はどんな姿をしている?

釈迦如来は、一般的に僧侶のような姿で表されます。
頭髪は小さな丸い形の**螺髪(らほつ)**として表現され、衣をまとい、装飾品をほとんど身につけない質素な姿が特徴です。
仏像では、座って説法する姿や、悟りを開いた姿など、さまざまな姿で表されています。
また、釈迦如来には、誕生・修行・悟り・説法・入滅など、釈迦の生涯に関係するさまざまな姿があります。
四国八十八ヶ所では、第9番札所の法輪寺に涅槃釈迦如来が祀られています。
涅槃釈迦如来は、釈尊が入滅するときの姿を表したもので、横になっている姿が特徴です。法輪寺では、頭を北、顔を西に向けた「頭北面西」の姿で安置されています。

御利益

心の迷いや苦しみから離れる / 正しい道へ導いてもらう / 知恵や悟りを得る / 心身の安らぎ / 学業成就

御影

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御真言

のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

🔊 御真言を聞く

釈迦如来と仏教

釈迦如来は、仏教の教えそのものを説いた仏として重要な存在です。

釈迦は、人が生きる中で経験する苦しみや迷いについて説き、その原因を理解し、正しい道を歩むことで苦しみから離れることができると教えました。

そのため釈迦如来は、単に願いをかなえてくれる仏というだけではなく、正しい生き方や悟りへの道を示してくれる仏として信仰されています。

四国遍路においても、釈迦如来を祀る札所を訪れることは、仏教の教えに触れ、自分自身を見つめ直す機会の一つといえるでしょう。


釈迦如来の御利益

釈迦如来は、仏教の教えを説いた仏であることから、さまざまな御利益が信仰されています。

代表的なものとして、次のようなものがあります。

  • 心の迷いや苦しみから離れる
  • 正しい道へ導いてもらう
  • 知恵や悟りを得る
  • 心身の安らぎ
  • 学業成就

釈迦如来への信仰では、外から幸運を与えてもらうというよりも、仏の教えを学び、自分自身の心や生き方を見つめ直すことが大切だと考えられています。


釈迦如来を御本尊とする四国八十八ヶ所の札所

四国八十八ヶ所の中で、釈迦如来を御本尊とする札所は5ヶ所あります。


第1番札所 霊山寺

四国八十八ヶ所の「発願の寺」とされる霊山寺は、お遍路の旅を始める最初の札所です。

寺伝によると、弘法大師がこの地で修法を行った際、インドの霊鷲山で釈迦が説法していた光景を思わせる霊感を得たことから、「竺和山・霊山寺」と名付けられたと伝えられています。

本尊の前には、白鳳時代の作とされる小さな銅造の釈迦誕生仏が納められているとされています。


第3番札所 金泉寺

寺伝によると、聖武天皇の勅願によって行基菩薩が寺塔を建立したことが始まりとされ、当時の本尊として釈迦如来像が安置され、阿弥陀如来と薬師如来を脇侍とする三尊像が祀られていたと伝えられています。

現在の御本尊は、伝行基作の釈迦如来です。

また、弘法大師が掘ったと伝えられる「黄金の井戸」が寺名の由来となったことでも知られています。


第9番札所 法輪寺

第9番札所の法輪寺は、涅槃釈迦如来を御本尊としています。

涅槃釈迦如来とは、釈迦が入滅するときの姿を表した仏さまです。

法輪寺の御本尊は、頭を北、顔を西に向け、右脇を下にして横たわる「涅槃」の姿をしています。

寺伝によると、弘法大師がこの地で白蛇を見つけたことをきっかけに、釈迦の涅槃像を彫造して本尊としたと伝えられています。

御本尊は一年に一度、2月15日の涅槃会に合わせて開帳されるとされています。


第49番札所 浄土寺

寺伝によると、孝謙天皇の勅願寺として開創され、行基菩薩が彫造した釈迦如来像を本尊として祀ったことが始まりとされています。

その後、弘法大師が浄土寺を訪れ、荒廃していた伽藍を再興したと伝えられています。

浄土寺は、空也上人像でも知られています。空也上人は平安時代中期に浄土寺に滞在し、地域の人々に教えを説いたとされています。

また、本堂と内陣の厨子は国の重要文化財に指定されています。


第73番札所 出釈迦寺

出釈迦寺は、弘法大師の幼少期に伝わる「捨身ヶ嶽」の伝説と深い関わりを持つ札所です。

寺伝によると、7歳の弘法大師が我拝師山の断崖から身を投じたところ、釈迦如来と天女が現れ、弘法大師を救ったと伝えられています。

その後、青年になった弘法大師が我拝師山の山頂で釈迦如来像を刻み、堂宇を建てたことが出釈迦寺の始まりとされています。

境内からさらに山を登った場所には、弘法大師が身を投じたとされる捨身ヶ嶽禅定があります。


釈迦如来を祀る5ヶ所の札所まとめ

四国八十八ヶ所では、釈迦如来を御本尊とする札所が5ヶ所あります。

第1番霊山寺、第3番金泉寺、第9番法輪寺、第49番浄土寺、第73番出釈迦寺です。

同じ釈迦如来を祀る札所でも、霊山寺の釈迦誕生仏、法輪寺の涅槃釈迦如来、出釈迦寺の捨身ヶ嶽伝説など、それぞれに異なる歴史や特徴があります。

お遍路でこれらの札所を訪れる際には、御本尊だけでなく、釈迦如来にまつわる寺院の歴史や伝説にも注目してみると、より深く四国遍路を楽しむことができます。

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