岩本寺の基本情報

御朱印

- 御影
- 開創1200年記念


歴史・見どころ
岩本寺は、行基が開き、後に弘法大師が五尊を祀ったと伝わる歴史あるお寺です。戦乱や廃仏毀釈を乗り越えて再建され、現在は五尊を本尊とする全国でも珍しい札所として親しまれています。
注意点
青龍寺から岩本寺までは約58km。歩き遍路では2~3日かかる長距離区間です。
ルートマップ・距離・所要時間
前後の札所へのルートは、タブを切り替えてご覧いただけます。
地図左上のメニューから「Driving Route」を選択すると、車ルートを表示できます。
また、地図右上の全画面表示アイコンをクリックすると、Googleマップで見やすく表示できます。
- 前の寺から
- 次の寺へ
前の寺: 36番 青龍寺

| 距離 | 58.5 km |
| 徒歩 | 17時間 |
| 車 | 1時間30分 |
次の寺: 38番 金剛福寺

| 距離 | 80.7 km |
| 徒歩 | 24時間 |
| 車 | 2時間 |
実際に歩いた感想
青龍寺から岩本寺までは約58kmあり、歩き遍路では2~3日かかる長距離区間です。途中には標高約300mの七子峠を越える難所もあるため、宿泊地や補給地点を事前に決めておくと、無理なく歩くことができます。
前半は2つのルート
青龍寺から須崎までは、大きく分けて2つのルートがあります。私は歩き遍路を2周しており、どちらのルートも歩きました。
| 比較項目 | 横浪スカイライン | 浦ノ内湾ルート |
|---|---|---|
| 距離 | 14.5 km | 16.2 km |
| 高低差 | 多い | 少ない |
| 景色 | ◎ 展望が良い | ○ 湾沿い |
| 体力 | △ | ◎ |
| おすすめ | 景色・距離を稼ぎたい人 | 歩きやすさ重視 |
1つ目は、横浪半島の県道47号線を通る横浪スカイラインルートです。距離はもう一方のルートより約2km短いものの、小さなアップダウンを繰り返すため、歩き遍路では思った以上に体力を消耗します。約9km地点には土佐勤王党の志士・武市半平太像があります。
2つ目は、浦ノ内湾沿いを歩くルートです。一度清瀧寺方面へ戻り、宇佐大橋を渡って西へ進みます。距離は約2km長くなりますが、高低差が少なく歩きやすいのが特徴です。
景色を楽しみたい方や、距離を稼ぎたい方は横浪スカイライン、体力を温存したい方は浦ノ内湾ルートがおすすめです。
武市半平太像

須崎は最初の補給地点
2つのルートは須崎市内で合流します。
須崎は、この区間最初の大きな補給地点で、コンビニや飲食店、宿が充実しています。遍路小屋須崎もあり、歩き遍路の休憩にも便利です。
私が歩いた日は台風が近づいており、この遍路小屋で雨宿りをしながら、「今日はどこまで歩けるだろう」と考えていたことを今でも覚えています。

焼坂峠も2つのルート
須崎から約5km進んだ安和では、再びルートが分かれます。
| 比較項目 | 焼坂トンネル | 焼坂峠 |
|---|---|---|
| 難易度 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
| 高低差 | 少ない | 約200m |
| 安全性 | ○ | △ |
| 歴史 | △ | ◎ |
1つ目は、国道56号線の焼坂トンネルルートです。約1kmのトンネルを通るルートで、歩道はやや狭いため注意が必要です。入口にはタスキタイプの反射板が設置されているので活用しましょう。
私は金剛杖が車道にはみ出さないよう、体の前に抱えるように持って歩きました。
2つ目は、昔ながらの焼坂峠ルートです。標高200mを超える峠を越える遍路道で、古道の雰囲気を味わえます。ただし、人通りの少ない時期は草木が生い茂っている場合もあります。私は歩いたことはありませんが、現在は案内板が整備され、以前より分かりやすくなっているようです。
初心者にはトンネルルートがおすすめです。
久礼は宿泊におすすめ
約35km地点の久礼は、コンビニや宿がそろった歩き遍路の拠点です。
七子峠の麓に位置し、岩本寺までは約20km。ここで宿泊し、翌朝早く出発すると、時間に余裕を持って岩本寺へ到着できます。
七子峠を越える
七子峠にも2つのルートがあります。
| 比較項目 | 国道56号 | 大坂遍路道 |
|---|---|---|
| 難易度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| 高低差 | ○ | △ |
| 歩きやすさ | ○ | △ |
| 歴史 | △ | ◎ |
私は国道56号線のルートを歩きました。大坂遍路道より歩きやすいとはいえ、峠まで約5kmにわたって緩やかな登りが続きます。未舗装の山道とは違い、硬いアスファルトの上をひたすら歩くため、足への負担は想像以上でした。振り返ってみても、この区間は体力的に厳しかったことをよく覚えています。
もう一方の大坂遍路道は、現在では案内板が整備され、以前より分かりやすくなっているようです。大坂谷川に沿って約4km歩き、最後の約500mを一気に登る昔ながらの遍路道で、歴史ある遍路道を歩きたい方には魅力的なルートです。ただし、登りは急で難易度も高いため、初めて歩く方には国道56号線ルートをおすすめします。
2つのルートは七子峠休憩所で合流します。休憩所にはトイレや自動販売機があり、峠を登り切った後の休憩に最適です。ここからは麓の町並みや土佐湾を望むことができ、私も景色を眺めながらしばらく休憩しました。


岩本寺へ到着
七子峠を越えたあとは、国道56号線を約15km南へ進むと窪川の町へ到着します。
窪川にはコンビニや飲食店、宿がそろっており、岩本寺の宿坊も利用できます。長距離を歩いたあとの宿泊地として、とても利用しやすい環境です。
岩本寺本堂と天井画
岩本寺で特に印象に残ったのは、本堂の天井画です。全国から公募された575枚の個性豊かな天井画が描かれています。本堂へ上がった際はぜひ見上げてみてください。
また、岩本寺は四国八十八ヶ所の中でも珍しく、本尊が5体祀られています。そのため、参拝では5つの真言を唱えます。特に不動明王の真言は長く、いつもより時間をかけてゆっくりとお参りしました。
周辺宿情報
岩本寺周辺や前後の札所で宿泊を予定している方は、以下の記事をご覧ください。

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