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薬師如来

御本尊_薬師如来 お遍路情報

四国八十八ヶ所を巡っていると、いろいろな仏様に出会います。

その中でも、四国遍路でたびたびお参りすることになるのが**薬師如来(やくしにょらい)**です。

薬師如来は、病気や身体の苦しみなどから人々を救う仏様として、古くから信仰されてきました。

四国八十八ヶ所でも薬師如来を御本尊とする札所は多く、第6番安楽寺、第22番平等寺、第23番薬王寺、第40番観自在寺、第88番大窪寺など、四国各地でお参りすることができます。

この記事では、薬師如来がどのような仏様なのか、どんな姿をしているのか、そして四国八十八ヶ所のどの札所でお参りできるのかを紹介します。

薬師如来とは?

薬師如来は、正式には**薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)**といいます。

「薬師」という名前のとおり、病気や身体の苦しみを救う仏様として広く信仰されてきました。

薬師如来について説かれた代表的な経典の一つが『薬師瑠璃光如来本願功徳経』です。

この経典では、薬師如来が人々を救うための十二の大願を立てたことが説かれています。

そのため薬師如来は、健康や病気平癒、災いを除くことなどと結びついて信仰されてきました。

薬師如来はどんな姿をしている?

薬師如来の仏像には、いくつかの特徴があります。
よく知られているのが、左手に薬壺(やっこ)を持つ姿です。右手は施無畏印(せむいいん)と呼ばれる印相を結ぶ像などがあります。
また、薬師如来は単独で祀られるだけではありません。薬師如来の左右に**日光菩薩(にっこうぼさつ)と月光菩薩(がっこうぼさつ)**を配した「薬師三尊」として祀られることもあります。
さらに、薬師如来を守護する存在として十二神将が知られています。
薬師如来と十二神将の組み合わせは、薬師如来をお参りするときにぜひ知っておきたいポイントです。

御利益

健康 / 病気平癒 / 身体の無事 / 災いを除くこと

御影

06_omie
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御真言

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

🔊 御真言を聞く

薬師如来の「ご利益」とは?

薬師如来は、古くから病気や身体の苦しみを救う仏様として信仰されてきました。

そのため、薬師如来には一般に、

  • 健康
  • 病気平癒
  • 身体の無事
  • 災いを除くこと

などの願いが寄せられています。

四国遍路では、歩き遍路の途中で体調を崩したり、足腰の痛みを抱えながら札所を目指したりすることもあります。

そうした遍路の旅の中で、薬師如来を御本尊とする札所に出会うことには、特別な意味を感じる人もいるかもしれません。

四国八十八ヶ所で薬師如来を御本尊とする札所

四国八十八ヶ所では、薬師如来を御本尊とする札所が24ヶ所あります。

徳島から始まり、高知、愛媛、香川へと、四国各地で薬師如来に出会うことができます。

徳島県

札所寺院名
第6番安楽寺
第11番藤井寺
第15番国分寺
第17番井戸寺
第18番恩山寺
第22番平等寺
第23番薬王寺

第17番井戸寺は「七仏薬師如来」を御本尊としています。第23番薬王寺は「厄除薬師如来」を御本尊としており、薬師如来との関わりが特に深い札所の一つです。

高知県

札所寺院名
第26番金剛頂寺
第33番雪蹊寺
第34番種間寺
第35番清瀧寺
第37番岩本寺
第39番延光寺

第37番岩本寺は少し特殊な札所です。岩本寺では、不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩の五仏が本尊として祀られています。
そのため、薬師如来を御本尊とする札所として数えることができます。

また、第35番清瀧寺には高さ約15mの「厄除け薬師如来立像」もあります。

愛媛県

札所寺院名
第40番観自在寺
第46番浄瑠璃寺
第50番繁多寺
第51番石手寺
第59番国分寺

第40番観自在寺では、弘法大師が一つの霊木から薬師如来、阿弥陀如来、十一面観音菩薩の三尊像を彫造したと伝えられています。

また、第46番浄瑠璃寺は薬師如来を御本尊とし、薬師如来の左右に日光・月光菩薩、眷属として十二神将を祀ったと伝えられています。

香川県

札所寺院名
第67番大興寺
第74番甲山寺
第75番善通寺
第76番金倉寺
第77番道隆寺
第88番大窪寺

香川県では、後半の札所に薬師如来を御本尊とする寺院が続きます。

第74番甲山寺では、弘法大師が刻んだとされる薬師如来を御本尊とし、左右には日光菩薩・月光菩薩が祀られています。

そして四国遍路の結願所である第88番大窪寺も薬師如来を御本尊としています。

お遍路で薬師如来に出会ったら

四国八十八ヶ所を巡っていると、同じ薬師如来でも、札所によって歴史や伝承、仏像の特徴が異なることに気づきます。

「薬師如来=病気を治してくれる仏様」とだけ覚えるのではなく、

「人々の苦しみを救うための願いを持つ仏様」

として知っておくと、それぞれの札所を訪れたときに、より深くお参りできるのではないでしょうか。

まとめ

薬師如来は、病気や身体の苦しみから人々を救う仏様として、古くから信仰されてきました。

四国八十八ヶ所では、24ヶ所の札所で薬師如来を御本尊としてお参りすることができます。

巡礼中に薬師如来を御本尊とする札所を訪れたら、その札所の歴史や御本尊にまつわる伝承にも目を向けてみてください。

同じ薬師如来でも、それぞれの札所に異なる物語があります。

次のお遍路では、「今日はどんな仏様にお参りするのだろう?」という視点から札所を巡ってみるのもおすすめです。

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